■ コラム:ストレスと東洋医学
ストレスという言葉は、金属を曲げたり、重力などの刺激 ( ストレス ) を加えるとヒビが入ったり折れたりする。この意味で持ちいれられた言葉で、もともと医学的な言葉ではなかったようである。
1936年カナダの生理学者ハンス・セリエはストレス学説を訴え、人は耐え難い強い刺激を受けると、胃潰瘍、高血圧などの様な身体的な異常が生じることを主張した。
以来、精神医学は重要な課題になってきたが、精神的な要因が重視されだしたのはごく最近になってからである。
東洋医学のストレスに対する認識は2000余念の昔、中国では春秋戦国時代に書かれた「黄帝内経」の七情学説に始まる。喜、怒、憂、思、悲、恐、驚、これらの過度の感情は心理的なストレスとなり、いろいろな病気の原因になるというのである。
また、「黄帝内経霊枢」の百病始生編で詳しく述べられている。
いろいろな美容気の原因は風や雨、寒さや暑さ、乾燥や湿気、感情の起状などのいわゆる身体に対するストレスが積もり積もった結果として病気になるといっているのである。東洋医学では昔から、もっとも大事な病気の原因として精神的な原因や自然界のあらゆる変化を重視していたのである。
東洋医学では「気」は精神的な意味も含めて、病因として最も重視され、現代でも「病気」として用いられているのは周知のごとくである。「東洋医学は心身の医学」といってもよいと思っています。「血の流れをよくし、内分泌の機能を高め、副作用がない、東洋四千年の医療と科学、鍼灸は今、最も古く、最も新しい、医学療法です。」( ( 社 ) 日本鍼灸師会)
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